お気に入りのパッケージ

Debian GNU/Linuxで筆者が気に入っていて(あまり知られていないかもしれない)パッケージを紹介します。

apt-file

apt-fileはあるファイルが、どのパッケージ含まれているかを表示するツールです。apt-fileを使用するためには、最初に

sudo apt-file update

で、パッケージデータベースを更新します。

hogeというファイルが含まれるパッケージを検索する場合は、

apt-file hoge

とすればOKです。

GtkOrphan

GtkOrphanはどこからも使われていないライブラリのような"孤児パッケージ"を検出するツールで、deborphanのGUI版のようなものです。

起動するだけで、"孤児パッケージ"の一覧が表示され、簡単にパッケージを削除することができます。残念ながら日本語には翻訳されていませんが、わかりやすいインターフェースになっているので、簡単に使用できると思います。

flashplugin-nonfree

AdobeのFlash pluginをインストールするためのツールです。このパッケージをインストールするだけで、FirefoxなどのWebブラウザでflashコンテンツを閲覧することができます。Flash pluginがアップデートされた場合は、コマンドラインから

update-flashplugin-nonfree --install

とすれば、自動的に最新版に更新してくれます。

googleearth-package

Google Earthは、非常に人気があるソフトウェアですが、Debianではライセンスの関係でパッケージがありません。googleearth-packageは、簡単にDebianパッケージを作成してくれるツールです。このパッケージをインストールしてから、

make-googleearth-package

とタイプすると、自動的にGoogle Earthのバイナリイメージをダウンロードし、Debianパッケージに変換してくれます。後は、出来上がったパッケージをdpkgでインストールするだけです。

Stellarium

Stellariumは、X Windows Systemで動くプラネタリウムソフトです。動きは非常に軽快です。また、惑星や星雲などの美しい画像が含まれており、マウスホイールでズームすることができます。

インストール直後の状態では日本語が化けてしまいますが、このページに記述してある対策を施すことで、日本語が正しく表示出来るようになります。