2009-12-13(日) 雲が増えてきた
_ オープンソースのRadeonドライバで3Dを有効にする
mesa 7.6.1~rc3-1のunstableに入ったおかげで、ようやくfglrxを使わなくとも3Dアクセラレーションが有効になった。色々と手間がかかったので、メモしておく。
まずは、カーネルはlinux-image-2.6.32-trunk-amd64とformware-linux-nonfreeが必要。さらに、Bug #558023 : firmware-linux-nonfree: please, include radeon/RV635_pfp.bin firmwareの問題があるため、upstreamから2.6.32のソースコードを取得して適当なディレクトリに解凍してから、firmwareディレクトリに移動して、
sudo objcopy -Iihex -Obinary ./RS730_me.bin.ihex /lib/firmware/radeon/RS730_me.bin sudo objcopy -Iihex -Obinary ./RS730_pfp.bin.ihex /lib/firmware/radeon/RS730_pfp.bin
を実行して*1、ファームウェアを準備する。
次に、/etc/initramfs-tools/modulesの最後にradeonを追加してから、
sudo update-initramfs -c
とかを実行して、起動時にradeonドライバがロードされるようにする。
最後に
options radeon modeset=1
という内容をradeon.confとか適当な名前をつけて作成して、/etc/modplobe.d/にコピーしておく。これで、カーネルの起動時にKMSが有効になる。
とまあ、こんな感じで良いと思うが、この辺は前もって用意してくれるとうれしいのだが。
*1 RS730の部分は、お使いのGPUに合わせて変更して欲しい。
_ Bug-org 509655 : [gtk2] Toolbar dropdown buttons should visually be two adjacent, independent buttons on GTK
Bug-org 480935 : hovering the drop-down arrow part of the reply button don't result in a united button appearance.をブロックするように設定された。こちらのバグを修正しないと、あちらも直らないということか。とはいえ、まだパッチも出ていないので、しばらく時間がかかりそうだな。
_ Bug 6393 : [エラーコンソール]cppソース上でのエラーに対してソース表示が正しく動作しない
報告者も再現手順を忘れてしまったとのこと(comment 2)。とりあえず、testwantedキーワードを追加しておいたけど、際限手順の情報をお持ちの方、コメントをお願いしたい。
_ MITSUBISHI RDT231WM-X
今まで使っていたナナオのL557も相当古くなってきたのでモニタを買い換えることにした。どうやら、三菱電機のRDT231WM-Xというのが評判が良いらしい。値段を調べてみると、Amazonが安いようなので、ポチッとなとしてみた。
まだ全然使い込んでいないので、第一印象だが、IPS液晶ということで視野角が広く見やすい。発色も鮮やかだし、コントラストも十分。オーバードライブの性能に付いては、そのうち動画で確認してみよう。一つ気に入らないのは、ボタン類が額縁のしたの方についているので操作しづらい。特にINPUT/EXITの代わりにPOWERボタンを押してしまい、電源を切ってしまうことが何度かあった。設定が完了してしまえば、リモコンだけで何とかなるのだろうが。
それにしても、23型といえば一昔前のテレビと同じサイズ。こんなディスプレーを使うようになるとは想像もしていなかったなあ。
[追記]メモ書きだが、サブピクセルの順番をみるには、
xdpyinfo -ext RENDER | grep sub-pixel
で、このディスプレーでは、
Screen 0 (sub-pixel order Horizontal RGB)
と表示された。
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