DebianでPulseAudio
PulseAudioが流行っているようです。PulseAudioはサウンドサーバの一種で、EsounDなどと同じ役割を果たします。
ここでは、Debian SidでPulseAudioを使うためのちょっとしたテクニックを紹介します。なお、ALSAは導入済みであると仮定しています。
PulseAudioを使うためには
PulseAudioパッケージのインストール
PulseAudioは多くのパッケージから構成されています。とりあえずは、
sudo aptitude install pulseaudio libao-pulse paprefs libpulse-mainloop-glib0 pulseaudio-module-jack pavucontrol pulseaudio-module-hal pulseaudio-module-x11 libgstreamer-plugins-pulse0.10-0 pulseaudio-module-lirc pulseaudio-utils pulseaudio-module-zeroconf libasound2-plugins padevchooser paman pulseaudio-module-gconf libgconfmm-2.6-1c2 libpulse-browse0 pavumeter libglademm-2.4-1c2a pulseaudio-esound-compat libpulse0 libpulse-dev
あたりをインストールしておきましょう。
パッケージのインストールが完了したら、pulse、pulse-access、pulse-rtの3つのグループに自分のユーザアカウントを追加しておきます。
/etc/asound.confの作成
次にALSAでPulseAudioを使用するために、/etc/asound.confを作成します。
pcm.pulse { type pulse } ctl.pulse { type pulse } pcm.!default { type pulse } ctl.!default { type pulse }
最低限、これだけあればPulseAudioが動くはずです。ここで、リブートしておいた方がいいでしょう。
いろんなアプリケーションでPulseAudioを使用する
うちで使用しているアプリケーションのPulseAudio対応状況です。さらに詳しい情報は、The Perfect Setupをご覧ください。
Audacious
最新のAudaciousはpulseaudioをサポートしてます。設定 -> オーディオを開いて「現在の出力プラグイン」でPuseAudio Output Pluginを選択してください。
Flash Player
Flash Player 9
Flash Player 9は直接ALSAを叩きにいくため、そのままでは音が鳴りません。このページを参考にflashplugin-nonfree-pulseをインストールしましょう。Firefoxを使用している場合には、
ln -s /usr/lib/libflashsupport.so ~/.mozilla/plugins/
としておけば、いいでしょう。
Flash Player 10
Flash Player 10では、PulseAudioがネイティブでサポートされたため、何もしないでもサウンドを鳴らすことができます。
GNOME
pulseaudio-esound-compatをインストールすると、/usr/bin/esdcompatから/usr/bin/esdへシンボリックリンクが貼られ、esdの代わりにesdcomatが使用されるようになります。esdcompatはesdの互換機能を提供し、GNOMEからpulseaudio経由でサウンドが使用できるようになります。
gstreamerアプリケーション
gstreamer0.10-pulseaudioをインストールしましょう。
mplayer
最新のmplayerはPulseAudioをサポートしています。
Rhythmbox
Rhythmboxの場合は、特に何もしなくても、サウンドがなります。
Totem
totem-xine、totem-gstreamerともに、特に何もしなくても、サウンドが鳴ります。
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