DebianのTipsみたいなもの
ここでは、Debianを快適に使うための小技を紹介します。情報が増えてきたら、独立したページになるかもしれません。なお、特に指定しない限り、Sid(Unstable)での検証結果です。
Logicool LX8でチルトホイールを使う
[7/28追記] 現在のsidではxserver 7.4で導入されたinput-hotpluggingにより、以下の設定は不要になりました。LX8は自動で認識されます。また、hotplugも可能です。詳しくは、4/27の日記を参照してください。
LogicoolのLX8というマウスを購入しました。Windowsでは、ホイールを左右に傾けることによって、横スクロールが出きるようになっています。Debianでチルトホイールを使うためには、ちょっとした細工が必要です。
マウスドライバの変更
標準では、マウスからの入力としてmouseドライバが指定されています。これをevdevドライバに変更します。evdevドライバは
sudo aptitude install xserver-xorg-input-evdev
でインストールできます。
/etc/X11/xorg.confの変更
まず最初に
ls -l /dev/input/by-id/
を実行してみてください。うちの場合ですと、
合計 0 lrwxrwxrwx 1 root root 9 2008-06-17 00:44 usb-Logitech_USB_Receiver-event-mouse -> ../event1 lrwxrwxrwx 1 root root 9 2008-06-17 00:44 usb-Logitech_USB_Receiver-mouse -> ../mouse0
と表示されます。event1にリンクされている方を、デバイスとして指定します。
実際には、/etc/X11/xorg.confはこんな感じになるでしょう。
Section "InputDevice" Identifier "Logitech LX8" Driver "evdev" Option "Device" "/dev/input/by-id/usb-Logitech_USB_Receiver-event-mouse" Option "CorePointer" EndSection
これで、X Windows Systemを再起動すれば、チルトホイールが動作するはずです。
もし、チルトホイールの左右を逆にしたいなら、上記EndSectionの前に
Option "HWHEELRelativeAxisButtons" " 7 6"
を追加してみてください。
Cool'n'Quietを有効にする
AMDのCPUの売りであるCool'n'QuietをDebianで使用するためには、こんな感じでいいと思います。
セットアップ
まず、/etc/modules/に以下のモジュールを指定します。
cpufreq_userspace cpufreq_powersave powernow_k8
これによって、必要なカーネルモジュールが起動時に読み込まれます。次に、
sudo aptitude install powernowd
でpowernowdをインストールすれば、Cool'n'Quietが有効になります。
GNOMEアプレット
GNOMEのパネルに表示できるアプレットです。
- cpufreq-applet - GNOME標準で提供されるアプレットで、現在のCPUの周波数を表示します。
- gnome-sensors-applet - lmsensorsやACPIから得られる情報を表示します。
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