VirtualBox 4 on Debian
VirtualBoxは、バージョン4.0から本体のライセンスがGPL 2.0に変更されました。それにより、パッケージの構成も大きく変更されています。ここでは、VirtualBox 4.0.xをDebian unstableで使用するための情報を書いてみます。VirtualBox on Debianも合わせて参照してください。
インストール
VirtualBoxのカーネルモジュールをビルドするために、linux-headers-2.6.xx(xxはカーネルのバージョン)とdkmsパッケージが必要です。最初にインストールしておいてください。
VirtualBox.orgからのパッケージのインストール
VirtualBoxのダウンロードページから、Debian SqueezeのパッケージをDownloadして、dpkgによりインストールします。または、/etc/apt/sources.listに以下の行を追加すれば、apt-getまたはaptitudeでインストールすることができます。
deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian squeeze contrib
ディストリビューションがnon-freeからcontribに変更されているので、注意してください。
sudo apt-get install virtulbox-4.0
でインストールできます。dkmsに対応したことにより、自動的にカーネルモジュールのビルドとロードが行われます。
Debian公式パッケージからのインストール
VirtualBox本体のライセンスの変更に伴い、Debianのunstableにフル機能のパッケージがアップロードされています。こちらは、
sudo apt-get install virtualbox
でインストールできます。Guest Additionsはvirtualbox-guest-additions-isoという名前のパッケージが用意されています。また、VirtualBox.orgのパッケージは、GNOMEのシステムツールメニューに登録されますが、Debian公式ではアクセサリに登録されるところが異なっています。
拡張パッケージのインストール
VirutalBoxでUSB 2.0やRDPを使うためには、拡張パック(ExtPack)をインストールするに必要があります。ダウンロードページから、Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-x.y.z-*.vbox-extpack(x.y.zには対応しているVirtualBoxのバージョンが入りますので、正しいバージョンであることを確認してください。)をダウンロードします。
インストールするためには、VirtualBoxマネージャを起動してから、メインメニューのファイル -> 環境設定を開きます。左側に「拡張機能」というメニューがあるので、これをクリックします。右端上方のボタン(パッケージの追加)をクリックするとファイルの選択ダイアログが表示されるので、ダウンロードしておいた拡張パッケージを選択して、「開く」をクリックします。これで、拡張パックがインストールできるはずです。
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References:[VirtualBox on Debian] [Debian] [FrontPage]